演奏後記

・7月26日と8月1日、二週続けて水道橋ftarriで演奏でした。ありがとうございました!!一週目はライブラリアンズのレコ発でオープニングアクトとして毛玉三人編成で演奏しました。鍵盤の落合さんと自分とライブラリアンズの山田君の三人です。普段のバンドセットとはまた違う感じでしたがこちらも良い感じになったかと。落合さんのピアノ、山田君のサックスやパーカッション、ノイズが面白い具合に作用していた気がしています。山田君が録音してくれていたのでサンクラ等に後でアップするかもしれません。ライブラリアンズもその後休憩はさみつつの2セット。昔バンドセットでやっていた時の曲も聴けたりして楽しかった。

その時のライブ動画も既にyoutubeであがっていたので貼ってみます!


2週目は即興演奏の方で。Xavier Charles、Guylaine Cosseron、Frederic Blondyら三名の演奏家を迎えてセッション。日本側は大蔵雅彦さん、ライブラリアンズの山田君、自分という感じでした。山田君とフレデリックのデュオ、大蔵さんとグザヴィエのデュオ、自分とギレーヌのデュオ、休憩はさんで、グザヴィエソロ、大蔵さんフレデリック黒澤のトリオ、グザヴィエ山田ギレーヌのトリオという進行で演奏しました。

この日は大蔵さんグザヴィエさん(敬称つけたいのでつけてみたけれどなんか変・・?)のデュオが素晴らしかった。こういった演奏の面白さはなかなか音源では伝わりにくいところがあるので是非色んな方に観ていただきたいところでありました。音量で圧倒するとか、メロディの美しさであるとか、超絶技巧とはまた違ったベクトルの名演があるということがあまり知られていない気がするので。大蔵さんはスライドディジリドゥーにサックス系のマウスピース?をつけたものを演奏されていて、グザヴィエさんはクラリネットでした。

割と自分はおっかなびっくりやっていたギレーヌさんとのデュオも悪くなかったようなのでよかった。ソロはなんだかんだとある程度用意してきたものを下敷きにやりつつ与えられた時間を自由に使ってやるようなところがあるし、トリオだったら隙間も埋まりやすく演奏は成立しやすいけれどデュオはかなり難しい。どちらか一方のほうが中心となる演奏をして片方がそれに乗っかるという形になりがちで、それを割り切ってやってしまうか(それでよい演奏になる場合ももちろんある)別の関係を模索するか(ただしトリオより挑戦はしにくい)結構難しいところがあります。なのでその後のトリオは結構安心して楽しくやっておりました。

自分と山田くんはアンプリファイしていて他の出演者の方はみな生音だったので(ギレーヌさんはヴォイス、フレデリックさんはアップライトピアノをプリペアドしたもの)、そこらへんはこう世代的なものがあったりするのかなと。アンプリファイして演奏してた時期もあって現在は生音にいきついているということなのかな、プリペアド・ピアノはまた話が違いそうですが。

プリペアド・ピアノってなんじゃいという方にはコチラ!
ピアノのふたを開けて中の弦に対して色々なものを使って通常のピアノではだせない音をだします。(後半ターンテーブリストの演奏になってますが)