・キム・ギドク監督の映画「受取人不明」を観てきたり。
上映会場が新橋にあったので
新橋のオフィス街のサラリーマンの喧騒やら、
受付から劇場までの距離の短さや
隣がロマンポルノの劇場だったり
そういう場所で暗い映画を観るという、
映画の面白さそのものより状況を楽しむ感じになってしまったやも
(映画はDVDで観てるので内容は知っているのもあるし)
ガード下なので時折電車が走る音が聴こえてくる。
「受取人不明」は深夜にテレビでやっているのをなんとなく見始める・・という
感じにとてもあっている映画で、テレビで放送されていたかは知らないけれど
そういう出会い方ができた人もいるのかな~と思ったり。
韓国の70年代、米軍基地に近い田舎の閉塞感を描いている作品で、
キム・ギドクの作風もあると思うけれど
みな救われず痛々しい。
受取人不明というタイトルは手紙が届かず戻ってくることからきているけれど
それは登場人物のそれぞれの思いがうまく通じ合っていない、というところにも関係させているのだと思う。
もう少し上手い言葉があれば・・と思ってしまうのだがほとんどのメッセージは暴力を通じてなされている。
観終わってぼんやりしながらガード下を通った。
・映画とは全然関係ない私事の話ですが三月中に送ってもらうはずの葉書(切手貼り付け済み)
が4月に入ってから送られてきたから増税で料金不足のハンコ押されて送られてきた。
これは受取人不明じゃなくて料金不足!
・こないだはAFTOで月見ルでライブでした。
尺を把握する合図を見逃した(聞き逃した)以外は
そんなに悪くなかったのではと思いつつ、
とはいえ対バン的には自分たち以外は歌モノなので
なかなかそもそもこういうのも音楽なのだと認識してくれてるかもわからない。
普通にポップな歌が好きな人でもガツーンと衝撃を受けるような
演奏ができたらよいな~。毛玉もやってるからわかるようにポップなものも好きですが。
もちろんあまりに便宜的にやることを聴く人に合わせすぎても
本来やりたいこととかとずれてきちゃう危険性はありますが。