・件の作曲家がゴーストライターに曲を書いてもらっていた件、
そもそもその方も曲も全然知らないので特になんとも思いようがないのだけれど
やっぱり物語って強いんだなと思ったり。
なんとなくの話なのですが特に今は皆物語を求めているような感じがします、
オリンピックとかもそうですし。少しキナ臭い雰囲気になっているのもそういうのもあるだろうし。
強力なエネルギーというか、バラバラになってしまったものを集める大きな物語を求めているというか。
かといって物語を排して音楽だけを、音だけを聴いてほしい、
というのもなんだかちょっと違うような気もして。
純粋に音楽だけを聴くということは多分一度も自分はできたことがないんじゃないだろうか。
どんなものにも物語は忍びこむ。
あるいは物語を見つけて作り出してしまう。
それは人間の生存上、材料を集めて考えうる危険を予測することと関係あったりしていそうな気がする。
三つ点があったらどんなものも顔にみえるとかじゃないけどそういうものに近い感じ。
排除しようのないもの、常にそこにあるものとして
うまく距離を近づいたり離れたりしていくしかないんでしょうな~。
まぁ物語があったらいけないと今思っているわけでもないのだけれど。
・そういえば前に高橋君に勧められて
全然見てなかったライフ・オブ・パイ、
DVD借りてきてみたら非常に素晴らしかった。
これもなにか物語の話と絡められそうだなと思ったのだけれど
色々ネタバレがあるので言えないのであった。
まだ観ていなくてはじめて観れる方がうらやましい!
虎と楽しく漂流するディズニー映画ではございませんのであしからず・・。
・ついにデレク・ベイリーの本が届いて、
非常にウキウキしながら読んでいる。
なんだか久しぶりに本を楽しんで読んでいるという感じがする。
本と一緒についでにこっちのCDも買ったのだけれど、
最近ベイリーの音源全然聴いていなかったけれどやはり素晴らしいな~と思ったり。
改めて考えてみるとベイリーのフリー・インプロビゼーションのところというよりは
単にベイリーのギターの音色が自分は好きなんだなと。
特にこの音源のはとても良いと思います。
またベイリーがスタンダード曲を演奏しているBalladsもかなり好きです。
フリー・インプロの面からいけばこのアルバムはけしからん!という視点もありそうですけど、特に自分はなく。
(ジャズに疎いのでそもそもスタンダード曲のメロディを自分があまりわかってないというのもありそうですが)
あとは演奏しているのに、音が鳴っているのになにも表現していないように思える、
あるいはわかりやすい感情表現などをしていないように聴こえるあたりかなと。
でもそれは物語がないというわけでもなさそう、
というかベイリーの伝記本を読んでしまった時点でもう自分には物語がガンガン入りこんでいる。
本と一緒に買ったCarpal Tunnel Syndromeはそもそもベイリーが手根管症候群という病気にかかって
手の動きが悪くなっていく過程での演奏を記録したものだからこれなんて物語が相当強い。
演奏内容自体については物語性はあまりないような気はするけれど。
本はまだまだ途中なので色々楽しみながら読んでいるところですが
ベイリーが、演奏するならフルタイムでやらなければ・・みたいなこと言ってるのでドキリとしてしまいます。
他の誰が言おうともまぁ人にはそれぞれ事情がありますからな~人それぞれですな~ハッハー、とさらりと流して
しまえそうですがベイリーが言うとなるとドキドキしてしまいますなぁ。うぅぅ。
・またあんまりまとまってないことを書いてしまった・・
ライフハック的な文章がまったく書ける気がしない。
とりあえずメモがわりに。