2020年9月の近況

・めちゃくちゃ久しぶりにバンド練習。

前の練習は今年の2月か3月だから半年ぶりくらい?
接触を最低限にすべく録音前の一回限りの練習でした。

カメラを持っていこうと思っていたら忘れてしまっていた。

下北沢も結構閉店しているお店も多かった。

・スタジオにてドラム、ベースも少し録音。

途中少し心配なところもありましたが最終的に良い形になった気がします。

スタジオまで車で行こうかと思ったけれど前日に交通事故を起こした車を観たばかりでチキンっぷりを発揮してやめておきました。

道路にカーブミラーが出っ張っているところが近くにあるのですが、そこに気づかずぶつかってしまった模様。カーブミラーもポッキリ折れてました。運転している方は怪我がなさそうだったのでなにより。しかし恐ろしや。

・イ・チャンドンの「バーニング」をネットフリックスで観たり。

村上春樹の「納屋を焼く」という短編を映画したもの。
原作は確か読んだことあるはずなのだけれど割りとさらっとした印象で記憶があんまりない。

映画は村上春樹作品の映像化では一番良い作品なのではないでしょうか。
とても上手くあの空気感がでていましたし、映像になるとむしろ退屈になりそうなものですがそうはならず。
改編した部分も含めて完成度が高い作品と思いました。(他の映像化だとトニー滝谷も結構良かった気がします)

映画の中でちらっと米文学のフォークナーが出てきたのでそれも読んでみようと思いました。

・文学と言えば最近は庄野潤三を読んでいます。

基本的にのどかな生活のエッセイ的な、自分の経験以上のことは書かない、あまり大きな事件が起こらない作風なのですが、2020年のコロナでピリついた雰囲気の中で読むと少し呑気に思えるところもあります。

ただ庄野潤三は初期の作品では戦争時のことも書いていたりして、人間魚雷の作戦に選ばれそうになったりしているので(飛行機での特攻の方がマシじゃないかという、心情描写があるのですがそれも限界状況下で感覚がマヒしている感じがでていそうです)そうした辛い思い出は封印して、穏やかな生活を丁寧に書き続けるという決意のようなものがあったのかもしれません。

・ちなみに先月に部屋の壁を塗った様子をyoutubeにアップしました。