2020年6月の近況

・6月の前半までは自宅作業で後半から普通の出勤になりました。
例のマスクはちょうど6月の半ば頃、給付金申請の書類も同じ時期に届いたので一応メモしておく。

・お子は寝相が悪く布団の長辺に対して直角になって寝ていることが多い。そしてその状態で足をバタバタ動かすと
私の腹に命中する…

・少しずつ録音できそうな曲がたまってきし緊急事態宣言も解除されたので録音スタジオやリハスタで個別に合わせたり。とはいえまだバンド練習という感じでもなく。

久しぶりに外の飲み屋で外食したので(多分4月以来だから3か月ぶり?)、娑婆のお酒、美味しい美味しいとなったのでした。

・「怪談」という映画を観ました。以前観た「切腹」と同じ監督で音楽もこちらも「切腹」と同じく武満徹。映画音楽集のCDで映画を観る前から知っていたのですが琵琶を使ったミュージック・コンクレートで映画音楽をつけていて音楽の時点でめちゃくちゃ傑作です。(図書館でCD借りてハードディスクにリッピングしたのですが今はどこにあるかわからない・・)

小泉八雲の著作を映画化したもので、4つの怪談のオムニバス作品となっています。ほとんどは日本で育った人なら聞いたことある怪談ですね。雪女とか、耳なし芳一とか。

最初のオープング映像が素晴らしくて絵の具を水の中に落としてグニャグニャと煙のように混ざっていく抽象的なオープニングなのですがとても美しい。毛玉の木の根のMVを作るのであればこういう感じで作ってみたいと思いました。

映画は昔の作品なのでセットで撮られていて、背景も絵で描かれていたりして逆に新鮮に感じました。以前レヴェナントという映画を観たのですがそれは実際の雪山で撮っていたりしてリアルすぎる映像の美しさがあったのですがそれとはまた違った作り物の、舞台芸術とかにも似た面白さがありました。

怪談の幽霊の表現も、例えばゾンビ映画で今のリアルな赤黒いいゾンビより初期の顔を青く塗ったゾンビのほうが気持ち悪く感じることがあったりして、そういうリアルさじゃない方向での気持ち悪さがあって良かったです。リアルさは現代のホラーとかの方があるけれど、そうじゃない方向での気持ち悪さ…。

あと怪談なので古典なわけですが古典はやっぱり良い気がしました。通底する物悲しさみたいなものは現代にも全然残っている気がしました。特に「黒髪」と「雪女」は怪異の部分を除けば男女の話なのでこういうことは今でもあるよなーと思いました。

・都知事選、都民ではなくなったので投票権はないが状況が状況だけに気になる。今まで色々な選挙で投票してきたけれど自分が選んだ人で受かった人はいない気がするので、そろそろそういうこともあって欲しい。

何かしらの良い方向での変化が見たい、とりあえず投票率だけでも上がると良いなー。今まで投票していない人が投票するようになるだけでもバランスは変わると思うので。