・5月中もまだまだ自宅作業をしていました。
ある時妻がカメムシが家の中に出た!という話をしていたのでへーと思っていましたが、その後自分もカメムシに遭遇。自分が想像していたカメムシと違って禍々しい見た目をしていたため、かなりびびッてしまいました。
昔幼稚園ぐらいのころに虫博士の友達が「ほら、これがカメムシって言うんだ」と教えてくれましたが、その時のカメムシは小さく鮮やかな緑色で、くさいらしいけどかわいい虫だなーと思ったものでした。
てっきりでてきたのはそのカメムシみたいなやつかと思ったら、黒っぽくて大きく、硬い装甲を持っているように見えるカメムシでした。(クサギカメムシというやつみたいです、画像検索してはいけない!)
ヒーっとなりながらとりあえず効くだろうとゴキジェットで撃退。心なしかGより耐性が強いのかかなり噴射を浴びせても動き続けた…。
その一時間後ぐらいにもまた同じタイプのカメムシが表れてウワーッっとなってしまった。なんでこんなにカメムシが家の中に出てくるんだ?まさか家の中に巣が?とカメムシに家を乗っ取られるホラー映画の構想まで頭に浮かび上がりかけましたが、ちょうどこんな記事が…
窓を開ける時網戸をしていても窓が半開きだと隙間ができて虫が入ってしまうらしいです。確かにちょっとだけ窓を開けることが多かったです。窓の隙間から入ってきたのかも…。
とりあえず、窓はちゃんと奥まで開けた状態にしたらそれからカメムシは見ていません。良かった良かった…。Gもこれで入ってきてたのかも。
・ある時車が突然動かなくなり焦りました。ガソリンスタンドに連絡してきてもらうとバッテリーが原因だったようです。コロナの影響で全然車を動かしていなかったのでそれが良くなかったのかもしれません。
とはいえ週一では乗っていたのでそれで駄目なら全国いたるところでバッテリー上がりが多発しそうなものですが…。
ガソリンスタンドの人の話ではエアコン関係も結構痛んでいたそうです。色々何か修理やら補充やらしたほうが良い状態だったよう。
・庄野潤三「前途」という本を読んでいました。戦争に駆り出される前の神戸の大学生を主人公にした小説です。庄野潤三は基本的なスタイルが日常の細かい描写をずーっと配置していくもので今のブログやnoteの感じと似ているかもしれません。あまり大きな事件が起きず、「前途」でも戦争に行く前のところで終わっており大きな出来事である戦争に参加する様子は描かれていません。
当時の文系大学生の暮らしの雰囲気がわかって面白いです。配給で美味しいものが手に入ったら仲間を呼んで飲んで作品論を交わしたり。概ね楽しそうな暮らしにも見える。
途中で「おい、ビール園へ行こう」みたいな会話があって、ビール園ってなんだろう、ビアガーデンみたいなところなのかな。それとも銀座ライオンのようなビヤホール?
なんにせよなんだかビールが美味しく飲めそうなところで良いなと思いました。言ってみたい日本語。
最近戦中、もしくは戦争前後の文学や音楽がちょっと気になっており少しずつ調べられたらと思っているのですが、「前途」の中では主人公たちが戦争が良いと思っているのか悪いと思っているのかが特に書かれていない気がしました。
もう自分たちのサイズに負えない大きな運命のようにとらえているのかはたまた…
「前途」の中で主人公が読んでいる作家に佐藤春夫がでてきて、これは実在する小説家、詩人なので次は佐藤春夫を読んでみようと思ったり。
なんで戦争のころの文学が気になるかというと、結局後世に残れたのは体制的だった作家だけではないのかなーという感じがしていて、その辺が実際どうなってるのか知りたいと思いまして。
佐藤春夫のwikipediaを見ると
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戦後は戦争協力者の一人として批難されることにもなるが、その批難に対して「わたくしは民族感情を代表して、はじまってしまった戦争に勝つように協力しただけであった。」と答えた。
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とあり、やっぱりその時代その時代の空気を読んで立ち振る舞っとるやないかーい、と思いました…。
それはさておき読んでいる小説の中に別の実際の作家の小説がでてきてそれを読むリレーは楽しい。
村上春樹ならバルザックとかエウリピデスとか。
後はリレーは関係ないけれど、中国のSF小説「三体」、すごい面白いらしいので早く読まねば…。